エクアドル

洞窟レストラン

Fuyuko
Fuyuko
皆さん、どうもこんにちは!週1更新心掛けてるFuyukoです!

(更新頻度爆上げ中です☆★)

今回は、今年1月に行ったあるレストランについてご紹介したいと思います。

1月のとある日、義理の母からランチに誘われました。
ランチをするレストランの名前は、LA CASA DE RAFA
意味は「ラファの家」です。このレストランである事を初めて経験することが出来ました。

レストランはキト市から車で約25~30分ほどの場所に位置する
Ilaló(イラロ)という山の麓辺りにあります。(記事の最後に地図を載せています。)

レストランの周りは、自然に囲まれておりとても静かな場所です。


駐車場からレストランへ行く道です。
プチハイキングみたいで、ここからもうワクワクしてきますね。

レストランは木材で建築されており、周りの自然に溶け込んでいました。
テラス席からの景色は植物・木々しか見えません。(いい意味です。)
キトから車で30分移動すれば、自然を思いきり感じれる場所があるっていいですね。
気持ちをリフレッシュさせたいな~とか自然に囲まれた場所へ行きたいな~っていう方には
お勧めのレストランかと思います。

ここでは毎週土曜・日曜日の午前10時から午後12時45分までブランチ・ビュッフェを
やっていって私たちが行った日は日曜日でしたが家族やお友達で来ている人など、
沢山のお客さんがお食事されていました。

モモ姉さん
モモ姉さん
あなたちもここで食事したんでしょう?でも「自然の中での食事」が初めての経験・・?
Fuyuko
Fuyuko
違いますがな~。これからお話しますわよ!

私たちはレストランへ入りウェイターさんに予約名を伝えました。
すると、「それでは準備をするので少し待っていてください。」言われました。
トイレにも予め行っておいた方が良いですよ。とも言われたので
私は念のためトイレへ行きました。

トイレは結構広めでした。赤ちゃんが寝転がれる椅子もあって。
多分おむつを替えるために大きな椅子を置いているのかもしれないですね。

私たちはこの中庭にある席で待機していました。
義理の母のお友達も現地集合で来ていたので全員で10人くらいでした。

待つこと15~20分くらい・・?
ウェイターさんから「ご案内します。」と言われたので私達はついていきました。

そして我々は地下へ行く階段を下りていきました・・・。

モモ姉さん
モモ姉さん
あれ?地上で食べないの・・?

旦那
旦那
私たちは洞窟の中で食事をするんだよ。(にやり)

そうなのです、、、。
ここのレストランでは地上のレストランと地下洞窟のレストランがあります。
その名もLA CUEVA DE RAFA
日本語訳すると「ラファの洞窟」です。

写真は洞窟レストランへ移動しているところです。
うっすらとですが灯りがあり問題なく歩けました。
空気はひんやりしていて寒かったです。

途中ウェイターさんから、洞窟レストランは地下約9m掘られて
造られたレストランだと説明がありました。
『ここのオーナーもまた凄いこと考えたな‥』と思いながら歩き続けました。

洞窟レストランへ行く前にコインロッカーに立ち寄りました。
ここでは携帯電話などの電子機器やお財布、時計など全部預け、
洞窟レストランへは手ぶらで向かいます。

身の回り品をコインロッカーに入れ、5人ずつのグループに分かれ
洞窟レストランの入り口までウェイターさんに案内されます。私達は1グループ目でした。
この時点で視界がどんどん暗くなってきて怖くなってきました。
若干、薄っすら光がある感じがしますがもう殆ど見えません。

ウェイターさんに、「洞窟レストランのウェイターが来るまで待っててください」と
言われ私達は待機していました。その間、私たちはソワソワしていました(笑)

そして洞窟レストランのウェイターさんがやってきました。
しかし暗すぎて顔が見えません、声だけが響きます。
ウェイターさんの声は女性でハキハキと明るい声で話す若い人かなと予想しました。

まずウェイターさんから「叫んだりはしないように」など注意事項を聞き
その後、5人が縦一列になり前の人の肩に手を置いて席の方へ向かいます。

並び方のイメージはこんな感じです。
ウェイターさんから「はぐれない為に絶対に肩から手を離さないように」と言われました。
私は一番後ろだったので絶対離すまいと旦那の肩をしっかり掴んでいきました(笑)

ウェイターさんは先頭を歩き、洞窟レストランの中へみんなを案内します。
もうこの時点で、何にも見えません。真っ暗です。
目を開けているのに光すら見えません。

Fuyuko
Fuyuko
見えないことへの不安感が凄かったです。

それにも関わらずウェイターさんは、普通に見えているのかと思うくらい
堂々としていて私は本当にびっくりしました。。

お伝えするのが遅れましたが、
実はこの洞窟レストランで働くウェイターの方は全員、盲目なのです。

このレストランの主旨は、視界を真っ暗にし何も見えない状態にすることで聴覚、触覚、
嗅覚、味覚、食感をより意識する、それを本人もはっきりと感じることが出来る、
そして盲目の方たちの感覚を知ることが出来る。といったものでした。

「そういうことで真っ暗にしているのか・・!」とハッとさせられました。

歩いて30秒くらいで自分たちのテーブルに着きました。
ウェイターさんは順番に1人ずつ席へ案内していました。
U字にソファに座るので一人一人ソファの感覚を頼りに座りに行きました。
ウェイターさんは、ちゃんと座る位置に来たら「ここまで!」って言ってくれるんです。
彼女は沢山練習してきたんだろうなあと、感動しました。

自分の前にちゃんとフォーク・ナイフなどがあるか確認をし次はメニューを決めます。
メニューを渡されても勿論何も見えないので、全て口頭です。
前菜・メインがありそれぞれ3つずつメニューがありました。
(デザートはあったか覚えていません><)
前菜・メイン、何が来るか分からないシークレット・メニューもありました。
私は食べたいものを食べたいので前菜にエビのサラダ、メインに牛ステーキを頼みました。
フルーツジュースもあるみたいで、私はパッションフルーツジュースを頼みました。

ウェイターさんは、メモは取っている感じはなく注文内容は覚えるという感じでした。
(紙に書く音が聞こえなかったので書いてなかったと思います。。)

注文を終えた後、みんな「すごいねウェイターさん・・」と話していました。
目を瞑っても開けても真っ暗なので不思議な感じでしたが徐々に慣れてきました。
この時は、既に聴覚と触覚がかなり研ぎ澄まされた感じでした。

少しは見えるんじゃないと思う方がいらっしゃるかもしれないので
私達が見ていた視界を再現しました。


こうです。本当に(笑)
目の前に自分の手を近づけても全く見えないです。
声を頼りにどこからだれが話しているのかを把握するという感じです。

みんなでお話しをしながら待っていたら前菜とジュースが来ました。
ウェイターさんがそれぞれ頼んだメニューを確認して、返事の声を頼りに
私達の前にポン、ポン、ポンとお皿を置いていきます。ガシャン!と
お皿とお皿がぶつかる音は一切しません。プロでした。

\さあ!お食事の時間!上手に食べれるかな?/

私が頼んだのは、エビのサラダ。
ゆっくりゆっくりフォークのある場所は探します。
フォークの形をしているかも指でなぞって確認しました。

エビのサラダを注文しましたが、何の野菜が入っているのかなど
食べてみないと分からないワクワク感がありました。
味は美味しかったです。視界が見えない分、味覚・嗅覚に集中していた気がします。
食べていくにつれて勿論サラダは減っていきます。
そうなるとサラダが取りにくくなります。
何回かサラダがないところをフォークで刺していて最終的に
手でお皿内のどこにサラダが残っているか確認して食べていました。

モモ姉さん
モモ姉さん
お行儀が悪いけど誰も見てないから問題ないわね(笑)

 

うん、問題ない問題ない。(笑)

サラダは結構量がありお腹がいっぱいになりました(笑)

お皿を下げにウェイターさんが来てくれました。
その時に、「飲み物は持っていてください。」と言われたので飲み物を持ち、
ウェイターさんがお皿を下げるまで待機しました。それでもパッパッとお皿を下げて
いったのでサービスは普通(地上)のレストランと何ら変わりませんでした。

次にメインが来ました。
この時もまた飲み物を持って自分の料理が前に置かれるまで待っていました。
美味しそうな匂いが充満していてサラダで若干お腹いっぱいでしたが食欲がでてきました。

牛肉ステーキのキノコソース添えを頼みましたが、これがまた美味しい!
最初はナイフでお肉を切るのに苦戦しましたが直ぐに慣れました♪
お肉も柔らかくてキノコソースが肉の味をより引き立てていて完食しました。
付け合わせとしてきたフライドポテトとこのソースもまた合うんですよ~~。

旦那
旦那
本当に美味しかったよね~~。

勿論のことですが、写真が撮れなかったので料理はご想像にお任せします☺(笑)

一緒に食べていた義理の母の友人は、魚のマスをメインで頼んでいたんですが、
魚にかけるレモンをレモンだと気付かず食べてしまい、

義母の友人
義母の友人
すっっぱい!!レモン食べちゃった!

と言って、周りはみんな爆笑していました(笑)
こういうこともあるので気を付けましょう(笑)

洞窟レストランで真っ暗な中、約1時間くらいお食事をしました。
目が慣れてきたのかおかしくなったのか分かりませんが私ともう1人の方は
食事中ボヤ~~~っと光が何回か見えました。(見えた気がしただけかもです・・)

料理も美味しくてウェイターさんのサービスを素晴らしく大満足しました。
味覚、嗅覚、食感に全集中(鬼滅の刃??)し食事を楽しみました♪
料理は見ることが出来ませんでしたがどんな感じなのか想像しながら
食べるのも中々出来ない経験で良かったです。

全てが私にとって初めての経験でしたので、とても刺激を受けました。

食事を終え、来た時と同様また縦一列になり前の人の肩に手を置いてレストラン入口へと
戻りました。ウェイターさんに感謝の気持ちを伝え、コインロッカーに預けた貴重品などを
取って地上へ戻りました。1時間ぶりに光が目に差し込んできて「うっ!」となりました。

地上に出た時、世界はこんなに明るいのかと気づきました。

私たちのグループだけでなく別のグループみんなが洞窟レストランのサービスに
満足していました。何よりもウェイターさんが本当に親切な方で・・。
彼女は、生活していく中で色々な障害とぶつかり大変なこともあると思うけど
声から分かる、明るい性格の方で、一生懸命頑張って生活しているんだなあと感じましたし
何も問題ない私は呑気に暮らしていて・・、なんだかそんな自分が恥ずかしくなりました。

最後までウェイターさんの顔は分かりませんでしたが、かっこいい方でした。

美味しいご飯を食べてお腹いっぱいでしたが食後のコーヒーを飲もうということで
地上のレストランでコーヒーを頼みました。私たちが座ったテーブルは外スペースにあり
ハンモックもあったので、コーヒーが来るまでハンモックにゆらゆら揺られてました。


外のテーブルはこんな感じです。


大好きなハンモックたち~♡

そしてくつろぎ中の私~


ハンモックに乗って見た空と木々たち。

時間がゆ~~~っくり過ぎていく感じで居心地よかったです。


頼んだカプチーノが来ました。
エクアドルに来てコーヒー飲む回数増えました~。
だってみんなカフェするのが好きなんだもん♪

コーヒーを飲んでみんなでおしゃべりをしお会計して解散しました。

旦那と私の分は私たちで払いましたが、エクアドル物価からすると
まあまあなお値段で、二人でUS$70くらいでした。
でも値段よりサービスが上回っていましたし良い経験をさせてもらえたので
このくらいが妥当かなと思いました!

もし母と妹がエクアドルにまた来てくれたら連れて行こうかなと思います。
妹はキャーキャー言いそうなので、ちょっと心配ですが・・。(笑)

是非、皆さんもエクアドルに来てもし時間があればLA CASA DE RAFA
またはLA CUEVA DE RAFAへお立ち寄りください♪

※現在はコロナウイルスによる緊急事態宣言が発令中で営業が再開されておりません。
(2020年8月24日現在)

LA CASA DE RAFA

ブランチ:
土曜日・日曜日営業
午前10:00~午後0:45まで

ランチ:
土曜日・日曜日・祝日営業
午後1:00~午後4:30まで

LA CUEVA DE RAFA

ランチ:
土曜日・日曜日・祝日営業
午後1:00~午後3:00の間に入店。
こちらは必ず予約が必要となります。
また、12歳未満のお子様は洞窟レストランは
ご利用できませんのでご注意ください。

レストランのWEBサイトはこちらです。

場所はこちらになります。

長くなってしまいましたが最後まで読んで頂き有難うございました!

では、また次の記事でお会いしましょう♪

チャオ~ヽ(^o^)丿★☆