‥‥はい。皆様、最初の記事書いてから1か月以上が経っておりました(^-^;
なんか、一回しか投稿しとらんのに達成感が半端なかとです。
でもようやく、ブログば書きたい!ていう気になってきました♪
何を書こうかな~。と考えてたんですが、やっぱり最近のニュースと言えばこれ。
目次
エクアドルで非常事態宣言 燃料補助金廃止で抗議行動が過激化
出典:Newsweek
これは10月2日にレニン・モレノ大統領が燃油補助金制度廃止を発令したことが
発端となります。エクアドルは中国からたくさん借金をしていて
今の経済状況では返済を出来ないということで財政改革を行うその一環として
この制度が発表されました。が、これに伴い国民は抗議を始めました。
翌10月3日には大統領府などの政府機関があるキトの旧市街をはじめとし、
全国区で抗議活動が行われました。これは、さすがにやばい・・と思った大統領は
非常事態宣言を発令し治安維持のため軍の動員が決定されました。
4日には、交通機関や関係団体等による抗議活動が終了するというニュースを聞いて
ホッとしたのもつかの間。次は、エクアドル各地に住んでいる先住民がキトに来て
大規模なデモをするというニュースがありました。先住民達は県境などメインストリートが
封鎖されているため徒歩で来ていました。遠いとこからだと4日間かけて来ていました。
あぁ・・こんなに大人数でキトにみんな来てるんか・・・?普通に怖か~~。
でも運良く7~10日間は私はガラパゴスで仕事をしておりましたので、
とても平和でした。エクアドルの情勢が大変だということをガラパゴスでは
全く感じませんでした。しかし毎日毎日キトの状況は気になっていました。
旦那に「大丈夫?」と仕事終わりに連絡をしていましたが「大丈夫」とのことで
あ、先住民達キトに来たって言ってるけど、そこまでひどくない感じかな?と思って
ガラパゴスからキトへ戻りました。空港に到着して家まで戻る道中、
数か所、道を封鎖するために使用された木や燃やしたタイヤの焼け跡がありました。
でも、空港から家に送ってくれた運転手は、「だいぶ落ち着いたよ」と言っていました。
そうか・・良かった。やっと元の日常に戻るのかと思ったら「旧市街以外は。」と
言ってきました。やっぱり。政府機関がある旧市街はまだ抗議者がおるんか。。。
危険を感じたのか大統領は政府機関をキトから第二の都市グアヤキルに移しました。
その間もキト旧市街はひどく荒れてました。
というか余計、荒れた気がします。大統領に対する怒りは増していく一方です。
この非常事態宣言が発令されてから外出禁止令も発表されました。
夜の20時~朝5時は外出してはいけないと。
そんな大げさな~( 一一)と思ってましたけど結構ガチめでした。
なので外出禁止令が出た日は、もう本当に人、住んでる?ってくらい
外がシー―ーーーンとしてました。逆に怖かったよ。
ちなみに旦那は高校教師をしているんですが、10月2日から生徒たちの安全を
考慮しずっと学校が休みでした。最初のころはすごく喜んでいた(笑)けど、
休みが増える度、またか。またか。早く仕事したいとつぶやくようになりました。
仕事が大好きな旦那からしたら本当に毎日つまらなかったでしょう。
話を戻しますが私がガラパゴスからキトに戻ってきた日は「まだデモ続いているのか~」と
思っていました。翌日11日は、友達たちと映画を観に行きました。
この日も抗議者たち、旧市街でデモをしているな~~という感じでした。
そして、10月12日。この日が、治安部隊と抗議者たちの衝突がピークに達しました。
政府関係の建物やテレビ局に放火をする人たちが現れました。
ニュースで流れてた時は、鳥肌が立ちました。。
とりあえず食べ物を買いに行こうと思い近くのスーパーへ行くと、
人、人、人でカオス状態でした。
とりあえず水を確保しよう!と飲料水売り場へ行きましたが品薄状態。
牛乳とかヨーグルトなど乳製品はほぼありませんでした。
こんな状態は初めての経験でこの時やっと、相当今深刻なんだな、と気づきました。(遅)
スーパーから家に帰る途中、近くの道が燃やされたタイヤで封鎖されとりました。
煙はもくもくでていて、何しろタイヤのゴム臭がひどかったです。
この日の夜、FacebookやTwitterでは
『20:30からCacerolazo[カセロラソ]をしながら平和を願おう!』
という呼びかけをしていました。カセロラソは鍋をカンカン鳴らしながら
行進をすることです。
家の近くでもカンカンカンカン、鍋を叩く音が聞こえました。
やたらとカンカン聞こえるなと思って外に出たらこんな状態でした。
みんな、早くこの暴動が終わってほしいんです。
いつもと変わらぬ日常に戻ってほしいんです。
エクアドル大統領と先住民団体、デモ終結で合意 燃料補助金廃止を撤回
出典:AFP/Katell ABIVEN / Hector Velasco
10月13日
レニン・モレノ大統領とエクアドル先住民族連盟代表ハイメ・バルガスが
会談をし、大統領がガソリン補助金撤廃制度を撤廃することに合意し、
約12日間続いたデモは終息しました。
この結果を受け、先住民をはじめとするデモに参加していた人たちは
とても喜んでいましたし、警察・軍の人たちと抱擁を交わしていた人もいました。
翌日、暴動で酷く荒れた旧市街などの清掃を抗議者含む国民たちが行っていました。
少しずつ、正常化してきていて良かったと思いますが、
何が悲しかったって、キトの旧市街が酷く傷つけられたこと。
1978年に世界文化遺産第一号として登録されたこの旧市街なのに、
みんなは、そんなのお構いなしで石を投げたり、店を壊したり、落書きをしたり
彼らにとってただの旧市街でしかないのかとニュースを見ながら憤りを感じました。
この暴動によりキト旧市街の修復工事には約5000万かかるそうです。
またこの暴動により7名の死者、1000人以上の逮捕者が出ています。
「こんなのデモではなくもう戦争だよね。」って、知らないおばちゃんが
スーパーのレジに並んでいたときに言っていました。本当にそうだなと思いました。
燃油補助金制度廃止は撤廃されましたが、財政改革にともない別の案がもうすぐ
発表されます。案の内容次第ではまた荒れるのでは?とも言われていますが、
さすがに大統領も、そこは考慮しているはずです。
外務省 海外安全ホームページ 【エクアドル】
エクアドルは外出禁止令も解除され、不急不要な渡航はやめてください。等の
記載も削除されました。キト・グアヤキルの危険レベルは1となっておりますので
渡航に問題はございません。いつもの日常に戻っています。
ガラパゴス諸島は暴動期間中、このデモの影響はほぼ受けておりません。
それを感じさせないくらいガラパゴスは平和でした。
(デモ中、仕事でガラパゴスに行ってきたので100%信じてもらって大丈夫です。)
ですので、これからもどんどんエクアドルに来ていただければ嬉しかです❣
また何か情勢について動きがあれば情報を更新していきます。
長~~~~~い記事となってしまいましたが最後まで読んで頂き有難うございました❣
では、また次の記事で(´▽`)